MILANO

優雅なひとり時間

何てことはない秋晴れの一日。でも、優雅なひとり時間を過ごすのに、ぴったりの一日。

特別な予定や目的がない一日は、歩きたい街や道を、ただのんびりと散歩。目に見える風景もいつもと違って….

エリザベス女王をモチーフにした刺激的なグラフィティアート。

子どもの頃、私のアイドルだった子役スターのシャーリー・テンプル。
ふしぎな髭おじさんと魚。
花椿と日の丸がポップに重なる、資生堂140周年記念の巨大広告。

ガタガタガタッ….石畳の市内を走るレトロな路面電車トラム。

最近、このトラム車内でランチが楽しめるようになりました! Tram Ristorante ATMosfera    http://www.atm-mi.it/

ラグジュアリーストアの地下食料品売り場eat’sで、可愛いお皿嬢とスプーン紳士。

 eat’s   http://www.eatstore.it/

本日のランチは、心からリラックスできるお店で….

アパートの中庭にひっそりとたたずむ、隠れ家的パティスリー。


かぼちゃのキッシュ&サラダのワンプレートと苺のケーキをパクッ….その優しい幸せな味ったら、一口食べるごとに、微笑みがこぼれます!  Caminadella dolci TEL. 02-72021136

モンテナポレオーネ通りに、1ヶ月間限定でオープンしたテンポラリーストア。仕掛人は、もとグッチやヴァレンティノなどのクリエイティブ・ディレクターを務めたアレッサンドラ・ファキネッティと伊ブランドPINKO創設者のピエトロ・ネグラ。

オンラインショップでおもに販売。ウェブサイトやソーシャルネットワークを通じて、今まさにデザイナーが感じるインスピレーション源を閲覧できるのも魅力。必見です! UNIQUENESS   http://www.uniqueness.com

エルメスのデジタル インスタレーションも、すぐ近くで開催されていました。

8本のネクタイが主役です。

クラシックな小紋柄と思ったら、ケーブルジャックやUSB、リサイクルのマークがモチーフになっていて、クスッと笑えます。

「パソコンのON/OFF」ネクタイのモチーフ柄がそのままスクリーンに現れ、人の動きに合わせて映像と音が変化するデジタル インスタレーション。8 TIES   http://www.hermes.com/8ties

もともとイタリア商業銀行だった立派な建物が、スカラ座広場の一角にあります。かつての面影を残しながら、最近ミュージアムとしてリニューアルしました。重厚な扉を開けると….


インテーザ・サンパオロ銀行所有の絵画美術コレクションから、1900年代の189作品を展示。広々とした館内はカフェやブックコーナーも常設。 Cantiere del ‘900   http://www.gallerieditalia.com/

帰り道、可愛いおばあちゃんを発見!おばあちゃん好きの私は、思わずストーカーのように追いかけて….

ご本人は、まさか写真を撮られているなんて夢にも知らず….

バーバリーコートにペイズリー柄バッグ、白髪マッシュルームカットにエルメス風の黄色×ピンクのスカーフを巻いて….うーん、なかなかのお洒落さんです!

一日の終わりにキッチンの窓から空を見上げると、まだら雲が見えました。

昨日までの秋晴れがうそのように寒い日曜日。重ね着スタイルで、今日も優雅にひとり骨董市へ….メトロ乗り換え駅の通路に、グミキャンディで有名なHARIBOが登場。

骨董市に着くと雨がパラパラ….でも、このぐらいの雨ならヨーロッパの人たちは傘なんてさしません。

でも寒い、寒い….

毛布にくるまっている子犬と目が合いました。

毎月最終日曜日にミラノ運河周辺で開催されます。(12月のみクリスマス前の16日)

商売人、コレクター、犬を連れたマダム….ここに集まる人やモノ、流れている空気全体が、やっぱりおもしろい骨董市。Mercatone dell’ Antiquariato sul Naviglio  http://www.navigliogrande.mi.it

道に倒れていた道路標識。

これはパロディ標識。モチーフはロベルタ ディ カメリーノ風のベルトだってわかりましたか!?
お天気が悪くなる一方なので、そろそろ私は退散!もちろん、戦利品を家に持ち帰って….

5ユーロで買った70年代プリント柄シャツ。柄on柄のスタイリングに挑戦してみました。

アンティークのネズミのブローチは、眼鏡が上下に動きます。

クリスマスツリーのブローチ。アメリカ輸出用に作られた50年代チェコスロヴァキア製。

真珠の首飾りをした黒珊瑚の顔ピアス。とびきり素敵なスマイルの2人が、私に向かって「これは出会いでしょ。買ってよ!」

昔のボタンがごちゃごちゃいっぱい入ったケースは、1箱=5ユーロで売ってくれました。その中から好きなカタチ、好きな色をチョイスして、ブローチを作ろうと思案中。たとえば、こんな感じで….


ヴァレンティノやシャネルのボタンで、モードな動物ブローチ。

朝の市場で売り出した今年のクルミ。

クルミの殻を割って、実を食べる….ここ数年、この季節の習慣になった“ひとり作業”です。もくもくとやりながら、食後の優雅なひとり時間を満喫して….