MILANO

あたりまえの日常はどこへ

今年のイースターは4月4日。
全国的に州を超える移動の禁止は4月6日まで延長

これで確実に、家族や友人が集まる復活祭のパーティも
遠くへ旅行に出かけるチャンスも絶たれた
近ごろは新型コロナ変異株流行で、
とくに10代の青少年・少女たちの間で感染が広がっている

ミラノを含むロンバルディア州の子供たちは
再び自宅待機・オンライン授業に子供たちと「こどもの詩」を久しぶりに読んでみた。
その中で、「あたりまえのことが」という題で
小学5年生の女の子がつづった詩にじんときた

食べられること
ねむれること
学校へ行けること
友達と遊べること
家族で話せること
大人が仕事をすること
健康で安心なこと…

それは あたりまえだった
それが幸せに変わった
平成七年一月十七日
阪神大災害が私に残したこと

先の見えないトンネル。新型コロナのパンデミック以来、
高い家賃支払いを続けるのが困難になり
シャッターを閉める店が続出あたりまえと思っていたミラノの街並みは、
今大きく変わろうとしている人気のペストリーショップやブティック、老舗などが
悲しいくらいにどんどん姿を消していく

あれから1年。
とくに打撃を受けたのは、人との一定距離を保つために
店の営業面積が狭くなったレストランとバール

そこで、車道や広場の使用に関する規制が緩和され、
デオールと呼ばれるオープンスペースの設置が許可されたとはいえ、飲食サービスはテイクアウトとデリバリーが主流に。
変化をおそれず機敏に行動できた店が一歩リードしている
(3月から飲食サービスは再び店内営業がストップ)

ミラノで唯一ミシュラン1つ星を獲得した日本人シェフ·徳吉洋二は、
ロックダウン中に最前線で働く医療従事者たちへ、
食事を毎日60食作り差し入れする活動を続けたこの社会貢献をきっかけに、これまでのレストランから
ビオワインとペアリングできる弁当がメインの
ベントテカをオープン現在、配達エリアは市内を飛び越え
トリノ、コモなど全18都市まで伸びている

‘毎日、食べたくなる’ 弁当メニューは
1週間おきに更新。客層もグッと若くなった

装飾しながら身を守る。
ウィズ·マスクが暮らしのスタンダードとなり、
ミラネーゼは自由なマインドで楽しんでいる様子

外出が減った分、装いへの情熱が増し、
自分の個性を表現するマスクに注目が集まるクチュール技が光る装飾用マスクを
オーダーを受けてから制作するヨヴァン
在庫ゼロ、素材を無駄にしないエシカルファッションを実践中

’18年にヴォーグ タレントのファイナリストのひとり
にも選ばれた才能の持ち主で、セレブやミュージシャンを中心に
彼らの衣装を手がけるポスト·コロナ世代のクリエイターだマスクは私にとって「非日常」。
外出時は、意識してドレスアップするようにシモーネ ロシャの世界観が好きで、好きで、好きで…
シノワズリ柄のドレスは、ターコイズブルーのアクセサリーが似合う足もとはウエスタンが気分♪

30歳のときに、1年以上も待ってやっと手に入れた
エルメスのケリーバッグ。でも…盗難に遭うのではないか…まだ自分には似合わないのではないか…
大事すぎてもったいない…この20年間、あれこれと理由をつけて
出番が極めて少なかった(残念無念、)かわいいものほど、日々使わなくては♡
最近やっとわかりました(って遅い!)

私たちが暮らす地球をリスペクト。
持続可能な社会に向けて、都市交通のあり方も変わりつつある。
モビリティ変革を後押しするグッズやウエアも人気

スウィンギングロンドンを彷彿とさせるデザインと環境にも
配慮したレインウェアのスタートアップブラグン耐久性にすぐれ、タフで動きやすいパンツを
男女兼用、ワンサイズで展開

再生ペットボトル(RePET®)から得られる
ポリエチレンテレフタレートをマテリアルに使用している‘地球にやさしく、おしゃれで、愉快に’
この三拍子が揃えば、雨の日だって気分が上向きになる

デニムの上からサクッと履いて自転車で移動。
目的地に着いたら付属ポーチでパッカブルちなみに、
今注目しているデニムはマザーストレッチが効いて履き心地は抜群!
美シルエットのLA発デニムブランドいつでもどこでも
足もとはウエスタンが気分♪

できることからはじめる。
新型コロナのワクチン接種は昨年暮れからスタート。
2月末の時点で140万人が接種2回を受けた。
今後さらに急ピッチで1日50万回の接種を目指すという

この頃は、暗いニュースばかりでもない。
コロナ禍で仲間や知り合いが、今まで先送りにしていたことや
夢などを現実に実行しているからだほんわか癒される手編みと少女時代の思い出が重なるイラリア。
ニット帽の小さなビジネスイラリメイ
スタイルのある人に支持される数件のショップオーナーの目に留まり
最初の一歩を踏み出した年齢やジェンダーにとらわれず、
誰もが自由に選べるアルパカのニット帽

彼女のように危機はチャンスと捉えて、
今自分ができることからはじめたい。
よりよい未来へつむぐために