MILANO

SS25コレクションを経てVol.2

ヌメロ・ヴェントゥーノのショーから出てきたモデルたち。
ヘア&メイクはそのままで、個性あふれる私服姿ディーゼルのショー会場のセットは
14,800kgのデニムの端切れが敷き詰められ
廃棄物の美しさと素材の再利用
へのコミットメントを表現若者の興奮と熱が冷めない会場外自分らしいスタイルを持つモデル。
ランウェイでは独特の雰囲気を醸し出し、視線を集めていましたあみあやの後ろ姿もキャッチ♩

ドゥオモ広場を見下ろすテラッツァ ドゥオモ21を会場に
新作発表会を催したMCMSS25のテーマである
「アンダー・ザ・シー(Under The Sea)」は、海の神秘的な美しさに着想を得たコレクション

ロマンチックなカラーパレット、柄on柄が
新鮮なヴェルサーチ

お茶目なバッグのチャーム

ゲストに歌手のマドンナがいるなと思っていたら、音楽のリズムに乗って
登場したモデル全員がブロンドヘアのウィッグのD&Gボディラインが強調されたドレス、コーンブラやコルセット姿。
まさにマドンナ

ボッテガヴェネタのショーで注目を集めたのは、イタリア・ザノッタ社の
名作チェア「サッコ」を着想源に15種類の動物でデザインしたチェアパンダ、うさぎ、犬など…ショーに参加したゲストたちの
ラウンジチェアはプレイフルな動物がモチーフ自由でエネルギッシュな子供時代に
インスパイアされたコレクションクリエイティブ・ディレクターの
マチュー・ブレイジーが描いたのは、遊び心を忘れたくないと願う大人が、自分の子ども時代を思い出し、
「自分らしさ」を見つけてゆく物語変身のシンボルであるカエル。ケロ🐸
ブローチとしてドレスに止められていたり、
靴のかかとにしがみついていたり世界各国のジャーナリストや
スタイリストのおしゃれもチェック!

ところで、ここ数シーズンは
バリーの勢いが止まりませんこのボリュームがステキ♩実際にモデルが着用したスカート服もバッグも絶妙なボリュームユニセックスで楽しみたいのは、
こんなコートやジャケット。この丸みが可愛い!靴で気になるのは3タイプ
1. レトロな木型とヒール
2. メタル使いがデザインのポイントに
3. ぜひ挑戦してみたい、レッドカラー❣️クラシックなハンドバッグは
どんぐりチャームがポイント

ロロピアーナの新作発表会でも
チャームに目がとまりましたこれこれ、このボトルネックレス。野花を入れてみてはいかが!? 大ぶりジュエリーがトレンドの今、
ネックレスは気になるアイテム

ジルサンダーのショールームでは
チープな(失礼!)花柄カーペットにキュン💓転写プリントのジャケットニュアンスブラウンなど、ジルサンダーは色使いが
いつも参考になります
まるで夜空に花火!
SS25コレクションはカーペットといい、全体的にレトロ

エトロでも草花モチーフが気になるけれど、
こちらの提案はどちらかと言えば「プリミティブ、エスニック、ネイティブ」
どこか土っぽいテイストというかエトロにいたジャーナリストのキャップも花柄

ファッション、ライフスタイル、アート、デザインの新聞や雑誌を
1990年から幅広くそろえている知る人ぞ知る新聞販売店がミラノにあります

コロナ後にリニューアルオープンできたのは、
米デジタル・ニュース週刊誌AIR MAILのおかげデジタル・ファーストの世界で生き残るために奮闘する新聞販売店を
デザイン文化の出会いの場へと変え、バーチャルと非バーチャルの
架け橋となることを目指すAIR MAILのプロジェクトは、

ロンドンのシュリージ・ニューサジェンツを2020年に経験した後、
グローバル/ローカルの新聞販売店を再出発させる計画を続けています

ちなみにAIR MAIL誌は2019年に創刊。おもしろくて洗練された
デジタルジャーナルを読者に提供するために芸術、文学、スタイル、ファッション、高級犯罪などあらゆるジャンルの記事
(ほとんどの場合、これらの記事は他では読めないものばかり!)を
世界トップクラスのジャーナリストたちが手がけていて、ファン&シック

アメリカにちなんでもうひとつ。
ベークライトのブレスはNYの骨董市で見つけたもの時計やシルバージュエリーのかわりに
カラフルなブレスを両手につけるのがマイブーム

それからこの冬は、モヘアのニットほか
起毛素材を積極的に選んで着ているわたし淡い色も好き♡ブルーグレーのランバンのスカートとよく見ると葉っぱ柄🌿
履くと毛布に包まれたような感覚のパンタロンはFEDERICO CINA 

イタリア語の「インフィニート」は無限という意味がありSS25のPRADAは「可能性は無限だよね」
というところから思考がスタート「あまりにも多くの情報が流れている時代。
ときに我々はメディアに誘導されている」
「そこへ、疑問を持つこと。本当の自由とは?と考えること」
と担当プレスの方から説明を受けました

今回のコレクションはあえて自由でバラバラで色々フェザードレスxレインコート。
ミスマッチさにグッときたルック風は吹いていないのに、ワイヤーでぐにゃっと
動きのある服ぼっろぼろのマリンセーターに
フリンジスカートとヒールサンダル可愛いニットのリボン巻き
レギパンツにはベルト留めをつけて、実際にベルトでしっかりウエストマークバッグにもベルトを添えて

「イリュージョン」もキーワードのひとつ。たとえばミラーレザーに
風景のプリントを施したバッグや服に「イリュージョン」がおじさん風パンツにピンクのビスチェ。しかも
ブーツはオレンジ!
適当にパンツの裾をブーツイン。このユルさが今っぽい靴はすべて過去のアーカイブスから
ピックアップして作り直しているそう

 サングラスとスカーフが合体!トップスの襟には
じつはワイヤーが仕掛けてありますまるで蜂のようなサングラスオールレザーでこの色味とは!プラダの定番、ユニフォームライクなスカートに
エレガントなボウタイブラウス。
そこへ無骨なベルトのディテールをプラスして

「好きなものを着よう! 」そして、「自由に合わせて!」
という提案がプラダのコレクション全体を貫いて好き勝手で自由。それには勇気が必要だけど、たまにはスリルが
あってもいい。だって、それが本来のファッションだから