MILANO

モザイクの町ラヴェンナ

モザイク装飾、アドリア海に面した砂浜ビーチ、ピアディーナやパスタ…
昔からいろいろ話には聞いていたラヴェンナは、
芸術と文化の町、水の都、そして食の宝庫 !ロマーニャ地方のソウルフードといえばピアディーナ。
ハムやスクアッケローネと呼ばれるフレッシュチーズなど
さまざまな食材をはさんで食べる

旧市街にあるエノテカ
〈カ・デ・ヴェン〉
ごめん
くださーーーい
ミラノなら由緒あるペックやイル・サルマイヨ
といったところか、店内は
独特の趣がある
よく冷えた
白ワインを注文
 熱々、トロトロの
ピアディーナも
歯ごたえのある
タリアテッレも美味!!
次から次へと地元客がやって来る。
観光客もちらほら
食事を楽しみながらまわりを見れば
ビールを一杯飲んですぐに帰るおじさん、
しっかり前菜、プリモ、メイン料理を堪能する家族、
気のおけない仲間たちとピアディーナを頬張る若者など
客もバラエティに富んでいる
cadeven.it

ヨーロッパは記録的な猛暑。
日中40度超ってホント!?
カラフルな傘の
オンパレード
かわいい日傘をさしていた
地元のおばさん

一度訪ねてみたかった
ガブリエッラさんのお店
香水やスキンケア商品はもちろん
ドナテッラ・ペッリーニのビジューや
おしゃれ小物アクセサリーも並んでgabriellaprofumi.it

午後からは、
ユネスコ文化遺産に指定されている
初期キリスト教建築とモザイク画を見学
とくに印象に残ったのは
ガッラ・プラチディア霊廟
一歩中へ入れば、
シンプルな外観からは想像もできない
ラピスラズリ宝石で埋め尽くされた美しい壁
西暦450年以前に製作された
ラヴェンナでもっとも古い時代のモザイク画

お隣にあるサン・ヴィターレ教会。
〈ユスティニア帝と臣下たち〉
〈テオドラ王妃と侍女たち〉をはじめ初期ビザンチン芸術がみどころ。
夕暮れどき、教会の窓から差し込む光が
モザイクをさらに美しく黄金に輝かせる

やや傾いた鐘塔(9世紀)が目印の
サンタポッリナーレ・ヌォーヴォ聖堂
聖人26名、聖女22名が左右に並ぶ
モザイク画
実存するモデルがそれぞれいたようで、
一人ひとりの顔立ちや衣装がことなる
椅子に座りながらぼーっと眺めるもよし、
聖人&聖女たちの表情の豊かさを楽しむのもよし。
ここではゆるやかな時間が流れている

ラヴェンナはイタリアでもっとも有名な詩人
ダンテが亡くなった町
サン・フランチェスコ教会にある
ダンテのデスマスク

ラヴェンナから車で20分ほどで
ルーゴの町に到着
今回の旅のもうひとつの目的は
ヴィンテージコレクターのアンジェロさんにお会いして、
氏のコレクションを拝見すること
イタリアでミリタリー、スポーツ、デニムに
早くから注目していたコレクターのひとり
国内・海外からファンが訪れる
アンジェロ氏のブティック
メンズ、レディース、
ワーク&ミリタリーなど
カテゴリーごとに
部屋がわかれるパレス(宮殿)と名付けられたブティックは
まるで迷宮!
写真ではお見せできないが、
さらに2階、3階、屋根裏部屋へとつづき…
19世紀の衣装から1990年代まで、
そのコレクション・アーカイブスは膨大
かのマルジェラも顧客で、
リサーチ用のドレスやアクセサリー類の貸し出しもする。
そのアンジェロ氏が今後の計画をちらっと教えてくれた。
「貴重なアーカイブスを展示するために
18世紀スタイルの古い館を手に入れたんだ。
中庭ではカフェもオープンするよ」
angelo.it

予約していたB&Bに着くと
オーナーの娘さん手作りのケーキ
さらに、
「生ハムを切るからよかったら食べてください」とオーナー。
家族経営ならではの温かいウェルカム
キッチンの窓から見える景色。
さっきまで元気に走り回っていた愛犬ノリがいない。
「ノリはどこ? 」
「あらあら、寝ちゃった!
今日は暑かったから、疲れたんだねっ」zzz….zzzzzz…