MILANO

SS24コレクション☆後半

ミラノ・スカラ座の舞台制作現場でショーを開催したTod’sジュゼッペ・ヴェルディの23作目のオペラ「ドン・カルロス」
の舞台セットを手がける職人が作業している場所を選んだ理由は、

トッズもクラフトマンシップと伝統をリスペクトしながら
ものづくりをするブランドだからクリエイティブ・ディレクターの
ヴァルター・キアッポーニによる最後のコレクションは、

この4年間のフラッシュアップ
+ 90年代のミニマリズムトレンチコート、ジャケット、ジレ、パンツなど
メンズのワードローブをいかに軽く、やわらかく作るかに挑戦ユーティリティ感のある
ウエストベルトボックス型バッグが新登場!
素材はイール(うなぎ革)コインローファーのアッパーをくり抜いた
スクエアカットのサンダル

デビューからわずか2シーズンでバリー
を去ったルイージ・ビラセノール新しくデザイン・ディレクターに就任したのは、
グッチに16年間勤めたシモーネ・ベロッティラグジュアリーメゾンのデザイナー交代は
珍しい話ではないけれど、

より目まぐるしく、
複雑に変わるトレンドとともにクリエイティブ・ディレクターの任期の短命化が
以前よりも早いスピードで進んでいる「東京には、数えきれないくらいステイしたんですよ」
と日本贔屓なデザイナーのシモーネ

野球帽をはじめ、彼が普段着ている服や小物が
インスピレーション源のコレクション「クラシックなアイテムを若い世代にこそ身につけてもらいたい。
ボーイズ&ガールズがカチッとしたブリーフケースを持ち
街を闊歩したら最高にクールでしょ!?」とデザイナー

ちなみに、わたしは大きな鐘(ベル)がついた
クリームイエローのバッグに一目惚れ

カランコロン♫と耳に心地よい音が響く🎶「SS24の中でもFUN!なデザインは、このイチゴ柄」パンクなんだけどエレガント
スイス生まれのバリーらしい一足わたしには珍しく、
どこから見てもBALLYとわかるロゴバッグ

マクシミリアン・デイヴィスによるフェラガモ大胆かつセンシュアルなカッティングの
テーラードやドレス彼のルーツであるトリニダード・トバゴのカルチャー、黒人としてのアイデンティティ
を反映したデザインも目立つ消費者目線で惹かれるのは、スーツに合わせたい
モカサンダル&上品でセクシーなトップス

「もう一度」とか「もっともっと」を意味する
イタリア語のANCORAGUCCIの新クリエイティブ・ディレクターに抜擢された
サバト・デ・サルノのデビューコレクションは「もう一度グッチのファンになり、もっともっとファッションを楽しもう」
という意味合いが含まれているキーカラーとなった深みのあるレッド
(バーガンディに近い深いローズレッド)は、GUCCI創設者グッチオ・グッチが
ベルボーイとして働いていた

イギリス・ロンドンのホテル・サヴォイの
エレベーターの壁の色と同じデコルテが大胆に開いた
新作ドレスに、
ショー開催数日前に
発表されたばかりの
「グッチ マリナ チェーン ジュエリー コレクション」

これはアーカイブスから船のアンカーにインスピレーションを得て
サバトがよみがえらせたものヒップを強調するマイクロミニ丈のホットパンツ
控えめなGGモチーフのベルトをオン前任アレッサンドロ・ミケーレのGUCCIから一転、
シルエットと装飾を最小限に抑えたミニマムなデザインシンプルだからこそテーラリングや
カットの美しさが際立つ「デイウエア、とくにアウター作りに力を注ぎたい」
と語るサバト

スポーティでセクシー、
現代の女性が日常で着たいと思うデザインの数々

ショーの合間に
プチお買い物♪マルセイユ石鹸は固形もリキッドタイプも
渋めグリーンカラー

日本茶と相性がよいキットカットも抹茶💚
グリーンというだけで癒される~ボッテガヴェネタのSS24コレクション会場は
ミラノ中心部から遠く離れた場所にある、かつての鋳造所ポルトガルで焼いた
ブルーのタイルを空間全体に敷き詰めて今回も
ジオ・ポンティの椅子が並ぶ表情豊かな
海の生き物たちを描いたタイルそして、海を連想させる会場の音楽は
波の音とかではなく海底に生息する生き物たちが聞いているのでは!?と、
思わず想像してしまうリズム…ショーへの期待が高まる

コレクションを実際に手に取ったり、さわったりできる
お楽しみのResee (ショー翌日に開催されることが多い)真っ赤なバッグは、いまにも顔や足が出てきて
動き出しそう素晴らしい
アートピースのようなコレクションバックスタイルも素敵♡

イントレチャートのカゴバッグレザーだからか、かなりの重量感!

まるめてポン、と放り込んだような
新聞紙もまさかのプリントレザーアイコンの
サーディンバッグの新作
横長サイズはトレンド!レザーの編み込みでウールツイードの
ヘリンボーンのように見せたスカートクリエイティブ・ディレクターの
マチュー・ブレイジーと、現実と逃避が交差する幻想的な冒険の旅へ…
 「トム・ソーヤの冒険」も
テーマの一つ小説に登場する主人公が着ているのは
こんな服!? マチューはシンプルなアイテムほど手を抜かないニットコレクションも素敵♡

ボッテガヴェネタの服を着る人は美しく、強く、生き生きとして
‘なりたい自分’ になり、’行きたい場所’ へ行けそう

某有名デパートのミラノスタッフで、
モードをはじめライフスタイル全般の
新しくておもしろいもの・こと、トレンドをリサーチしている
たいへん頼れる友人が ‘推しのブランド’SA SU PHI
イタリア人女性2人が立ち上げたSA SU PHI彼女曰く、「とっても上質な大人向けブランド」
「TotemやTEH ROWのミラネーゼ版って感じだから」オーナーの一人はヴァレクストラのCEOを
6年くらいしていたサラ(写真上・下の女性)この度、どうしてもコレクションが見たくて
時間を作り会いにいきました!イタリア製の生地と縫製にこだわっていて
お値段は目が飛び出るほどお高いです、ハイ「一度試すと、ずっとリピート買いしてくれるんです」
という話を、この目で見てさわって納得!

トレンドの ”クワイエットラグジュアリー”
ミラノではセレクトストアANTONIA で展開中

車で中心に戻ると、なぜか
どこかのショーのせいで!?
歩行者天国になっていたモンテナポレオーネ通り

コレクション最終日の打ち上げディナーは
気になっていたレストランをセレクト
AUTEMエントランスに面したオープンキッチンの一角。
引き出しに並んでいるのは、その日の新鮮な食材たちお菓子? お花? 目で見てドキドキ、口に運んで美味しい♩

パリで若い頃修行をしたシェフのルカはまだ30代の若手
センスのよい店の空間づくりも、一つひとつのアイテム選びも◎

席に座ると、イソップのハンドクリーム500mLのサービス。
食事前に手を保湿してリフレッシュするアイデアに脱帽!
次の日、
招待状やプレスリリース、いただいたお土産などを
整理しつつ、無事にMFWが終了したことに、アンド