雪をかぶった山、どこまでも広がるグリーンの牧草、ときどき牛…….
ひさしぶりのスイスは、いつもと変わらない風景でやさしく迎えてくれる
長年、ファッション関係で仕事をする友人の家はインスピレーションの宝庫
どの部屋も本、ほん、ホンだらけ…….そんな友人は古典文学を数ページ、毎晩こどもに読み聞かせするそう。なんてすてきな習慣!
最近読んだ本の話、気になる海外の雑誌、展覧会とそのカタログ…….ファッション、フード、インテリア、旅など、ジャンルはいろいろ、会話がふくらむ
おしゃれ且つシックな欧米人からいま注目されている〈ワビサビ〉スタイル。古道具や使い込んで味のあるドアを壁にただ立てかけて現代アートのように……この本は、家具の配置、カラー使い、ものを見る目など、成熟したベルギー人の独特の視点と感性で最先端インテリアを紹介する
グッチとコラボレーションした表紙は全3パターン(友人の自宅にあったカバナ)
あたしのチョイス
編集長が「私たちの雑誌作りは まさに”美しいものを愛する人たちが集まっているトリブー(部族)”のために……」と語る美しいライフスタイル・マガジン。とくにファションページがあるわけではないが、アルマーニ、フェンディ、プラダ、ヴァレンティノ……ハイブランドの広告ページがすごい
ニューヨークで開催されたファッション展覧会が話題に
これまでのファッションの歴史を振り返りながら、職人技(マニュアル)とハイテクノロジー(マシーン)を駆使した素材やカッティングの妙について、どちらも比べられないくらい芸術的な域に達していることをアピール
ミラノからちょっと離れただけなのに、こんなにも違うのかと感心するスイスのフード事情
パンが美味しい! フルーツは濃厚なヨーグルトと
バーベキューは夏限定のおたのしみ
この日のメニューは〈うずらの卵入りボローニャ風パスタ〉
お花をプラスした乙女サラダ♡もちろん食べられます
スモークサーモンと茹でたばかりのポテトサラダをミックスして召し上がれ
みんなで山を散歩していたら、途中でファームハウスの無人ショップが
手作りチーズとたまごを販売
手作り石けんとジャム
ここは花畑に勝手に入って、好きなお花をカットしてお金を払うシステム
窓際とエントランスの飾り方が可愛い
水はシャキッと冷たい
人なつっこい猫が登場
慣れない山歩きに疲れてちょっと休憩
屋外バールはカジュアルな雰囲気
このあたりの大人からこどもまで、みんなが大好きなアップルサイダーを飲みながらひと息つく
ふと見ると丘の上に建つ家。どこかユーモラスでこどもの顔に見える!?
山のてっぺんから眺めるサン・ガレンの町
友人の家のテラスでくつろぐあたし
ゲストのために用意したタオル。リボンの色で自分のタオルがどれだかすぐにわかる
庭で育った花を無造作に飾る
サン・ガレン旧市街を散歩
さすがレースの町。エンブロイダリー装飾の外観は伝統とモダンの象徴
かならず立ち寄るアンティークショップ
切手やコイン、値段の手頃なアンティークが手に入る店。思わぬ掘り出しものが
ジュエリーショップ。高くていまは無理だけどいつかは買いたいダイヤのネックレス
いつもスケジュールに加えるミュージアム。今回はハイソサエティのマダムの個人コレクション〈The Hatschek Collection〉の展示
このドレス素材はサン・ガレン刺繍レース
女性なら誰もが一度は夢みる!? ドレス
オートクチュールを愛し、ドレスメーカーに好きな生地&デザインを注文していたマダム。ファッションへの愛がつまったクロゼットを拝見したよう
SWISS TEXTILE COLLECTION http://www.swisstextilecollection.ch/
ミラノに戻ると秋の気配が。そろそろ秋のファッション計画をたてなければ……
そして、ファションもインテリアもくすんだカラーニュアンスをポイントに
サン・ガレンのデパートで友人に選んでもらったタオルケットはスモーキーピンク
ヒントは英国のインテリア。彼らは昔からニュアンスグレー、カーキといった色を好んで使うのが上手!
ファッション撮影も背景の色に注意して
サン・ガレンはヴィンテージ買物天国!
スエードのロングスカート
このスカートを軸にコーディネートの参考をあれこれ…….
ごわごわした野暮ったいセーターを腕まくりして着るのもすてき。ほんのちょっぴりエキゾティックな要素を加えて
パッチワークデニムのトップス
ワイドパンツ、カシミアパンツ、花柄スキニー……想像するだけで楽しい!
友人からプレゼントされたアンティークのキッズ用ファー襟。ヴィンテージニットと
基本は好きなものを好きなように着る。「えっ、ちょっと不思議な……」がいちばん心地よい。きれいに正しく(!?)着ようと思えば簡単にできる。でも”ワザトやってるんだけど無造作に見える”のが理想…….まぁ難しいことはぬきにして、古着屋で好きなものを買ってリミックス……デザイナーも年代も飛び越えて、ルールなんて関係なく組み合わせの妙で新しい着こなしをみせる…….そんな会話を大切な友人といっしょに