MILANO

人生にはときに寄り道がつきもの

この春は、ヨーロッパからたくさんの旅行者と
ビジネスマンが出張などでミラノを訪れ街がにぎやかな雰囲気にかわったけれど
海外旅行をする人の数はまだまだ少ない行きたくても行けない人へ、
いつかミラノへと思ってくれる人へ、
私といっしょに ぶらぶら散歩 をしませんか!?お気に入りのコートをさっと羽織って
家から飛び出せばチャオ、ボンジョルノ、ブゥオナジョルナータ、グラツィエ…
日常で飛び交う会話、シンプルなあいさつは元気をあげ元気をもらう

朝、一杯のコーヒーをぐいっと飲んで
自分とそのまわりをぐるっと見わたす
「ああミラノ。私はいまここにいるんだ」と実感するためにバールには、おじさんの横に若い人もおばさんもいて
みんながエスプレッソコーヒーを飲んでいる
ORSONERO

「ミラノでは何をする? どこへ行く? 」と質問されたら
「ドゥオモ」と真っ先に答える街の中心であり、シンボルであり、
人が集まる場所だから

ある目的地へ行くにしても、その日の天気や気分で
コース(寄り道)がちょこちょこかわる途中でいきなりコースがかわることだってある
ヴィンテージのテーブルウェアを
セレクトする店に寄ってみようかな、なんて理由でガイドブックには紹介されてない穴場、市民の憩いの空間、
目的地までぶらぶらと道に迷っても気にしない私が勝手に命名したフラミンゴ邸は
わざわざ遠回りしてでも寄りたい場所フラミンゴが優雅に戯れている姿をカメラにおさめたら
私邸美術館ヴィラ・ネッキのお庭でリラックス

エントランスへと続く道には
季節の野菜やハーブが育つ

耳を傾ければ、ざわざわと街の音が聞こえる
使い込んだケリーバッグを自転車のカゴに無造作に入れ
颯爽とペダルをこぐマチュアな女性が私の横を通り過ぎていく

行き交う人と犬、人と犬と犬…
飼い主は犬と散歩のときも白いコートを着るのか…
そうつぶやくと、空の方からバウバウ聞こえる通りすがりの人みんなに吠えていた
ジャックラッセル犬

わざわざそこへ行く、足が自然にそちらへ向くのには理由がある
買いたいなと思うものにかならず出会えるからどこにでもありそうな住宅街の1本の細い道
「dovetusai(ドヴェトゥサイ)」きみの知ってるところ、
という名前のデザインストア

ツイードをつなぎ合わせたベッドカバー、白い鳩時計、レターセット…
ここで出会い、私が手に入れたものたち

ギャラリーのような空間はモダンで上質でシンプル
気さくなオーナーの存在がこの場所をより特別に感じさせてくれるvia gioacchino rossini 3

この店のとなりくらいにオープンしたスペースも個性的着物ドレスとスタイリングしたい
この靴が気になった↓

「女性がよろこぶギフトを探すなら?」
「BULYのスキンケア商品」
最近ブレラ通りにオープンしたばかり
佇まいが美しいうっとりするパッケージ
しかも、丁寧に包装してくれたうえに贈る相手のネームまで手書きで添えてくれる
というこだわりようBULY

今日の ぶらぶら散歩コースは
ジャズが流れる花屋を通り過ぎPORTAFIORI窓際に飾られた
サボテンを愛でながらレトロ建築を
あれこれ眺める
リバティ様式の建物やデザインが集まる
ポルタ・ヴェネツィア界隈は話題のカフェやレストランも多い
PORTA VENEZIAこの辺りを歩く日は、ブティックや雑貨屋のディスプレイから
直感で感じとる何か、を楽しむそう、ドライフワワーと生花を
自由にミックスするのがまさに今の気分♩

FORTELAはオリジナルのメンズ & ウィメンズウエアに
日本製のローデニム、イギリス製のハンドメイド靴、
アメリカインディアンのアクセサリーなど
マニアックなアイテムを揃えている

ベルギーやフランス、イギリス雑貨と子供服を取り扱うブティック
カゴバッグはオリジナルオーダーも可能RUE DU BAC

なぜか、毎シーズン買わずにはいられないのが水着
なぜか、しましまに反応してしまう私
今年もみーーつけた!イタリア製オーガニックコットンのシームレススイムウェア
人気セレクトショップとコラボした商品も展開中♡
ISOLE & VULCANI
Wait and See

おしゃれな老舗ブティックは
しましまTシャツ x 花柄カーデのMIXコーデ黄色のラインが加わることで
定番ボーダーが新鮮! に見えるから不思議店先に植物とテーブル & チェア
顧客がインターバルできるスペースを提供している

お腹が空いたらパスタを食べにリストランテへ
今日はラッキー☆ 感動的に安い店を見つけたからパスタ、肉・魚とサイドディッシュの野菜、水をオーダーしても10€
「地元の人が食べる皿は?」その答えがここにある

ミラノの旧市街は石畳の通りが複雑に入り組んでいたりして
1本道を間違えただけで、とんでもない方向に出てしまうことも

でも、迷子になるのも素敵!
タクシーに乗ればあっという間に目的地に着くけれど
迷子になったおかげでカッコいいマダムに出会ったりイエローの上着にパコラバンヌのメタルショルダーバッグ
ゆるっとしたサイズ感のパンツ

接客が素晴らしいと聞いていたミラネーゼ御用達ショップでは
靴2足を新たに買ってみたり

キレイめパンプスは
ミリタリーパンツと合わせて

小さなアンティーク
おもちゃ専門店(修理もしてくれる)を発見したり

ARTE PAGLIA(藁細工)、なんていう
昔ながらの店も偶然見つけたり

こんなサプライズは本当にうれしい
ぶらぶら散歩 の醍醐味

‘人が旅をするのは、到着するためではありません
それは旅が楽しいからなのです’ これは文豪ゲーテの言葉
旅を散歩に差し替えてもいいかも