「どこかに遠出したい~」
2月のミラノコレクション以降、ほぼノンストップで仕事をしていたので
息抜きにバッサーノ・デル・グラッパへここはグラッパの生産も盛んで
街の中心には無料で見学できるミュージアムも!グラッパは、お酒の好きな方ならご存知の通り
ぶどうの絞りかすを発酵・蒸留させてつくるアルコール度の高い食後酒
でも、この地名(バッサーノ・デル・グラッパ)の由来は
蒸留酒グラッパからではなくグラッパ山のふもと(=バッサーノ)
という意味からきています
ブレンタ川を中心に山々が連なり
まるで一枚の美しい絵葉書のよう!屋根つき橋ポンテ・ヴェッキオは
この街のシンボル的存在同名の橋がある
フィレンツェには(観光客数では)負けるけれどこの愛らしい
木製の橋から眺める風景は格別小さなテラスを構えるカフェを発見!
コーヒーとグラッパを注文してちびちび飲みながら
のんびり&ゆっくり景色を堪能♡ 反対側の橋のたもとにはグラッパの一大メーカー、
バルトロ・ナルディーニのバールも店内は、ここだけ時が止まったかのよう
nardini
数十年ぶりに訪れる
バッサーノ市内をうろうろ市街には狭い路地が走り、
家々の装飾や建築様式が
ミラノとはまた違って興味深い古くて使われていない
整備工場パン屋1935年創業の
干し鱈の店保存がきく干し鱈はイタリア料理によく使われる
一般的な食材
ここバッサーノはホワイトアスパラガスも有名
イタリア国内で唯一D.O.P(伝統や地域に根ざした特有の食品などの
品質認証のために1992年に制定されたもの)に指定されています訪れた時期がちょうどホワイトアスパラの季節(4・5月)
トラットリアでは茹でたアスパラに細かく刻んだ茹で卵とオリーブオイル、
塩&コショウのシンプルなソースをかけた伝統メニューが人気だそう
たまたま入ったレストランが当たりで、お通しのラグー(ミートソース)は、店手作りのパンや
フォカッチャと一緒にレバーペースト&クロスティーニ
うさぎのミートソースポレンタとやぎ肉の煮込み
今回は、たまたま見つけた
ゲストハウスも大当たり◎エントランスからの眺め田舎風のキッチンキッチンのコーナーその1
愛らしいおばあちゃんのコレクション!?キッチンのコーナーその2
鳥籠には本物の剥製が、汗
キッチンのコーナーその3
なんでもコレクションするオーナー2階のサロン居間のコーナーラルフローレンのような世界観!?この部屋にもリスやシカの剥製が、汗年代もテイストも違う
クッションをミックス&マッチバスルーム
さらに3階の寝室へと続く寝室のコーナーその1寝室のコーナーその2好きとか嫌いとかじゃなくて、
ただただオーナーのインテリアへの情熱に頭が下がりました次の日はチーズで有名な
アジアゴ山までドライブ「空気がおいしくて最高♩」果てしなく広がる
たんぽぽの咲く丘なんともいえない開放感に
つい、浮かれてしまう私イタリア産チーズの中でいちばん好きなのが
アジアゴ・チーズ チーズ工場PENNARを見つけて
大大興奮!ピクニック用にチーズを
たくさん買って大満足!!チロリアンな雰囲気の
アジアゴの街「どのカフェで一休みするか、それが問題だ」
客層や店のムードをさっとキャッチして決めることが多い
アジアゴの標高は1000メートル以上
天候が変わりやすいから席にファーや毛布が常備
最終日に立ち寄ったのは、ロマンティックなお城の街
マロスティカ中世の魅力をたたえていますこの日はカステッロ広場で
骨董市が開催されてにぎやかな雰囲気チェスゲームの行事の際は、この広場が将棋盤(チェスボード)に早変わり
昔の時代の衣装を身に纏う大人が駒になるらしいお昼時、私たち食いしん坊夫婦の会話は
「どこで食べる?」「なにを食べる?」
旅行の出発前から気合を入れて
予約したレストランへGO !「こんなに旨いレバーをしばらく食べてなかった」
とマルコが感動した皿「バッカラ(干し鱈)だって負けてないわよ!」
と返す私屋外で食事をしていたら
雨がパラパラと降ってきてインテリアだと思っていた頭上のアンブレラが
日傘じゃなくて雨傘に!