MILANO

おかえりなさい トスカーナ

1940年代〜1970年代にかけて、誰かが集めたホテルのアメニティのせっけん それぞれの時代と国柄、世界中を旅した記憶が香る。もう今では存在しないかもしれない場所、人、モノ。小さなせっけんは切ない思い出とともに

「おかえりなさい」と言ってもらえる場所へ行きたいと思った
しばらくぶりでも時間の流れを感じさせない、居心地のよい場所ってどこ!? トスカーナへ行こう♪

旅仕度は愉しみいろいろ旅を想像しながらコーディネートを考える時間が好き

ボヘミアンスタイルでリラックス
黒トップスはスタイリングを引き締めてくれる

エスプレッソメーカーを旅のお供にやっぱり美味しいコーヒーがないとダメ
毎回、どれを持っていくか悩む
人数の多いときはこっちナポリ式のかっこいいやつ
トスカーナへ行こう♪
大切な友人で、某スポーツブランドのデザイナーだったベアトリーチェとバイク好きのマッシモが経営するカントリーハウスフィレンツェから車で20分くらいの場所にあるサン・カシャーノ
ここはキャンティワインの産地

ぶどう畑に囲まれたカントリーハウス。屋外にはジェットバスがある夕暮れどき
アペリティフしながら入浴を楽しめる!?パパにでれでれの娘
気持ちよすぎて暗くなってもお風呂からなかなか出ないil vichiaccio  http://www.vichiaccio.it

キャンティ周辺をドライブ
糸杉の小道を走っていくとすてきな白い館

〈黒い鶏〉を発見!〈黒い鶏〉とは、キャンティ・クラッシコのみに与えられるエンブレム

ドライブコースのあちこちにワイナリーがこのワイナリーは入り口が二つある
階段を上っていくとイタリアのデザートワイン、ヴィン・サントが眠る樽
ここはパンツァーノ村
パンをかじりながら

細くて長い道をテクテク歩けば
村でいちばん高い場所に教会

高台からの眺め
おしゃれな扉

小さな村のレストラン
ウサギを車で飼う村人
不思議な光景に目が釘付け
骨董市があると聞きつけて来てみると
マルシェも同時に開催中
ハーブを売るおじさん
自作のカゴを自慢するおじさん
そのカゴをおしゃれに持つおばさん

200年以上もの歴史がある村の肉屋
口をもぐもぐさせながら出てきたおじさん
いたいた、名物オーナー!
「みんなやってくれ〜、乾杯!」とかなんとか言っちゃって。マルシェや骨董市にやって来た客たちに、ワインとサラミを無料で振る舞うダリオ・チェッキーニ氏イタリア人らしいパフォーマンスで、プロの味にユーモアを添えたアイデア商品を生み出す8代目オーナーに会いたくて、わざわざ遠くから買いに来る客も antica macelleria cecchini  http://www.dariocecchini.com/dariocecchini/

村の革工房
モダンアートをディスプレイした店内
クロコやオーストリッチ素材を使ったクラシックなデザイン
carlo fagiani  http://www.versoxverso.com

バイク好きのマッシモに教えてもらったバールで一休み
トスカーナ風サンドイッチ
猫がのそのそ近寄って来て
チロッ
おじさんバイカーも休憩中
そう、このバールは食いしん坊バイカーの溜まり場
カントリーハウスに戻ったら
これまで50台以上もバイクを乗り換えたマッシモもどこからか帰って来ていた
料理上手なベアトリーチェ。みんなでワイワイ手伝いながら夕食の準備
生で食べられるおいしいそら豆
暖炉のそばでゆっくりとパンを焼く

ピーマンはまるごとよく焼いて
皮を剥いたら塩を振りオリーブオイルをかけるだけ
夢中で遊んでいたラブラドール犬も
テーブルが賑わうと席にピタッ(笑)
トスカーナの家庭料理はほっとする味食後には
カントゥチーニと呼ばれるビスケットをデザートワインに浸して食べる
トスカーナの港町リヴォルノで作られているというポンチも登場
ミラノではお目にかかったこともなく、ましてや口にしたこともない、生まれて初めての味

人の背丈ぐらいの高さにカットされたトスカーナのオリーブの木。これは昔からの伝統でオリーブの実を一つひとつ丁寧に手で摘んでいくから。自然に実が落ちるのを待って収穫するリグリアとはだいぶ違う。トスカーナへ行こう♪トスカーナはいつだって「おかえりなさい」とやさしく迎えてくれる