MILANO

この春、モードはどこへ

イタリアではスキーやスノーボードをはじめ、
冬スポーツを楽しむシーズンによく耳にするフレーズがある。
「’セッティマーナ・ビアンカ’ (白い1週間の休日)
で来週からミラノにおりません」
冬休みでもない時期に
まるまる1週間お休みするのは珍しいケースだけど、
銀世界の広がるリゾート地へ
バカンスに行く習慣はいまでもちゃ〜んとある
知り合いがミラノファッションウィークに、
まさかのセッティマーナ・ビアンカへ。
トホホ…私は仕事に専念しなければ

初日のメインコレクションは GUCCI からスタート。
ハチマキ風のヘアバンドで気合いをいれてGO!

ジェーン・バーキンの愛娘ルー・ドワイヨンも
ショーに駆けつけて

スタイリストのヴィヴィアーナの足もとは
新クリティティブ・ディレクター、ゲラルド・フェローニ
が手がけたロジェ・ヴィヴィエ。
よく見るとハート形にカットされた甲のアッパーデザインは
ゲラルドのセンスを感じる

ゲストの多くはALLグッチで登場。
エレガントをキーワードに、
ヒールのあるパンプス、華奢なサンダルがまた戻ってきている

スニーカーブームはストリートでは人気だけど
ジャーナリストやファション業界のトップたちは
すでに上記のようなムードにシフト中
とはいえ、OFF-WHITE(オフホワイト)のスニーカーは別モノ。
赤いプラスチックのタグは基本外さずそのまま履くのが正解

いつお会いしても、どんな組み合わせをしても、
ドイツ〈Glamour〉ファッションディレクター、
ヴェロニク・トリストラム流着こなしになるから不思議
スーツ/TOGA PULLA (トーガ プルラ)
バッグ/JW ANDERSON (JW アンダーソン)
足袋ブーティ/MAISON MARGIELA (メゾン マルジェラ)

ウールリッチのブルゾンxマックスマーラのスカートに
ザラのパンプスを合わせたモデルのカンデラ。
ワークテイストとモードを上手にミックス&マッチ

’足もと=白’ は、
もはや冬のお約束になってきている
ロングブーツもカムバック!
カラーを白にするだけであか抜けて見える

個人的に気になるのは ‘ライラックカラー’。
スタイリストのアダはアウターでトライ↓
ダウンコート/IENKI IENK (ヤンキヤンキ) https://ienki-ienki.com
パンツ/ALEXANDER WANG (アレキサンダー・ワン)
靴/CESARE PACIOTTI (チェーザレ・パチョッティ)
そして、アダの足もともやっぱり白ブーティ

ヴィンテージの下着を軸にオシャレを楽しんでいた女の子。
ライラックカラーのタイツをチョイスするところがニクい

‘フューチャースティック’ にも注目。
ブロガーのリンダは
プラダのレザードレスxバレンシアガのブーツスタイルで
1960年代のレトロフューチャーを感じさせる着こなし

オーストラリアからやって来たスタイリストのクロエ。
ハッピーな色使いの服にはフューチャースティックなブーティが◎
ややスクエアもしくは丸みのあるトゥがトレンドに浮上しそう

ファッションウィーク中、スタイリストのキアラが
男前のハードブーツを履いていたのを目撃!

シックに落とし込むのが難しいアウトドアアイテム。
あちこち探してやっと出会ったトレッキングシューズ
店にはグレーとトープの2カラーがあったけれど
迷わずトープをチョイス。
春になったらフラワープリントのドレスと合わせて
元気に街を闊歩したい!

真っ白なワークウエアをステラ・マッカートニーのジャケット、
ジミーチュウのバッグ&パンプスでタフに着こなしたステーシー

私も久しぶりにジャケットを着てみたくなったテーラードジャケットにフリルのトリミングがドキッ♡
丁寧に作られているので、着てみると意外にシックで大人っぽい

ボトムスは白や色落ちした501リーバイス、トレンドのイエロー

Principe di Bolognaの
色っぽい8㎝ヒールとコーディネート
毎度のことながら、
ミラノファッションウィーク終了後は
ただただフツーの生活がしたい!! と思っている
インテリア本、建築家のエッセイ集、
ストックしてある雑誌や新聞の気になる記事などを
あきることなく読み返す日々
とくにインテリアの写真を見ながら
まだ訪れたことのない場所を想像したり、
い・つ・か のために
買い物リストを作ったりするのが好き
ときには香水をつけて、
ドラマティックな旅をイメージ♪

蚤の市で買ったお気に入りの皿にビスケット。
フツーだけど平穏な日常があ・り・が・た・い