MILANO

デザインの祭典「ミラノサローネ」が今年もやってきた!

今年も国際家具見本市(通称ミラノサローネ)が開催されました。
サローネ会期中はメイン会場だけでなく、市内のあらゆる場所(ショールーム、ブティック、ショップ、ギャラリー、ミュージアム、レストラン&バール…)でたくさんのプレゼンテーションとイベントが繰り広げられます。
サローネで注目されるのは、デザイナーや有力家具メーカーの新作発表です。つねに変化するライフスタイルのニーズに合わせたデザイナーのアプローチ、色、素材、フォルムからデザインの新しい動きやネクストトレンドが見えてきます。いま本当に何が必要で、どんな未来の夢を描くか…サローネを見ながらあれこれと想像を膨らませるのも楽しみの一つです。

自分の足で歩き、実際に見た中でとくに印象に残った展示会場、今回はメインストリームの家具よりもオブジェやアートに近いデザイン作品などをご紹介します。

今いちばん活気があるランブラーテ地区。Zona Ventura/Lambrate   www.venturaprojects.comミラノの北東を目指してたくさんの人が集まります。メトロのランブラーテ駅を降りたところで真っ先に目に飛び込んできたのは….

とっても可愛いIKEAのウォール広告。

LUNA(お月さま)という大きな看板に遭遇。この建物の中でも各種イベントが開催されました。

最初に入ったデンマークのDANISH CRAFTSの部屋で、最初に目にしたのは….「目的地に着いたらドレスアップしましょう!」ファッション界で活躍するデザイナーらしい“紳士のピクニックスタイル”。Henrik Vibskov www.henrikvibskov.com

ANOTHER TERRAの部屋でクスッと笑える植物プランターバッグを発見。

こちらはインテリアのアクセントにしたいお面の数々…. よく見るとすごく精巧に作られています。

プリミティブなお面はそれ自体が強いキャラクター!斬新でモダンな色使いもたまりません。

紡いだウールが上下、左右に交差した極細のナイロン糸で引っ張られ、立体として浮かび上がっている詩的あふれる作品。

「ブティックのウインドーをこんな風にやってくれませんか?」すぐ私の隣りで商談がはじまりました…. Analogia #003 www.analogiaproject.com

手がでて足が出て….グラフィカルなコラージュを施したリモージュのお皿。Paula Juchem www.designgallerymilano.com

昔々、ここはクルマの修理工場でした….

この場所もれっきとした展示会場です。

後ろ姿のデザイナーと彼の横には作品が….「えっ、電球?」

いえいえ、これはただの電球ではありません….

割れた電球のデザインに脱帽!まさに現代的なアプローチだと思いませんか?

居間にインテリアとして飾りたいコンテナ。工業資材などから出発してシンプル且つ洗練された家具を提案する若手デザイナーの動きはいま注目されています。SANDER MULDER www.sandermulder.com

レザー×レース編みの展示作品。ちなみに羊毛は1930年代頃の糸紡ぎの道具を使っています。どの作品も繊細で素敵です。

50年代の眼鏡が似合う素敵な女性を発見!彼女はスタッフのひとり。

「くもり時々雨….」私が勝手に名付けた照明は、雨の雫を引っ張ると電気が消えたり点いたり….

小雨がパラパラと降り出したので早足で会場をあとに….すると「あっ、壁に落書き!」

どこかで見覚えのあるデザインは70年代のカルト作品「pratone」。

これはカスティリオーネの1957年の作品「sella」。

ミラノの旧市街にあるショップやブティックも会期中は個性豊かなウインドーに変身!

アトリエVMで展示されたデザイナーKeikoさんの作品。彼女のジュエリーはそよ風のように心地よく爽やか。ATELIER VM www.ateliervm.com

自作ブローチに葉っぱを差して…. いつもおしゃれなkeikoさん。Keiko Yakushi www.keikoyakushi.com

ところ変わってトルトーナ地区へ。デザイン・ヴィレッジ内で新作発表をしたカッシーナ社のコーヒーテーブルと本棚。本がセンスよくインテリアの一部に。

名物オーナー、ロッサーナ・オルランディのギャラリー&ショップ。若者に囲まれた彼女を発見。Rossana Orlandi www.rossanaorlandi.com

ファッション、デザイン業界でも一目置かれている彼女のギャラリーはヒト、ひと、人だらけ…. サローネは単に作品を紹介する場ではなく、デザインを介してお互いにコミュニケーションをはかることができる絶好の機会!

ショップのコーナーに飾られたスタンド照明。ここでも本が効果的に使われていました。

イタリア、サルデーニャ島出身デザイナー。A.マラスの新作家具。

カラフルなワイヤーアーティストの作品。動物やこどもがモチーフ。Benedetta Mori-Ubaldini www.benedetta.info

ジオ・ポンティが創設した照明メーカー、フォンタナ・アルテは今年80周年を迎えミラノの歴史ある館で新作を発表しました。

デザインやアートに対するヨーロッパの懐の深さをこんなロケーション選びからも感じます。この歴史や伝統をこれからもずっと継承していってほしい….持続すること….それが何よりも大切だから….