“一期一会(いちごいちえ)” は、もともと茶の湯の精神を伝えるためのことば。年を重ねるほど人やモノとの出会いに感謝しながら、この言葉の意味を噛みしめます。一生に一度の出会いだからこそ、いまこの瞬間を大切にしたい!
ジャンフランコ・フェレをご存知ですか? ジョルジョ・アルマーニやジャンニ・ヴェルサーチとともにミラノの3Gと称されたファッションデザイナー。この春、フェレの白シャツ30点あまりを紹介する展覧会がミラノ市内で開催されて…..
1978 年に自身の名を冠したブランドでデビュー。2007年に天国へ逝ってしまうまで、いつも話題の的だったフェレの白シャツ
ミラノ工科大学建築学科を卒業して建築家の資格を持つフェレ
建築的な特徴が見られるデザイン画や完成した作品
東洋の文化に影響を受けたフェレ。とくに初期の頃は仕事で訪ねたインドに思いを馳せて…..
建築のセンスと独特のボリュームがGood!
2003年秋冬コレクションのルックを着てショーの出番を待つスーパーモデルのステラ・テナント
ハードなレザーパンツ×エンパイアスタイルのドレス。このスタイリングはマネしたい!
ナポレオンの妻ジョセフィーヌやレカミエ夫人など、18世紀末から流行したシンプルでハイウエストな白いエンパイアスタイル
オールホワイトの王子さまスタイルもどこかパンキッシュ
センシュアルな白シャツ
パリのオートクチュールが注目を浴びていた時代に、ミラノで活躍していたデザイナーのことを知る機会がありました。フェルチョーニはミラノのハイファッションを語るうえで重要な仕立て職人。レディスの顧客にはグレタ・ガルボやキャサリン・ヘプバーンなど名女優の顔ぶれも
フラワー柄のドレスとジャケット
デザインは決して奇抜ではないけれど、ハイクオリティの生地、パターンと縫製がきれい!
1940年~1960年にかけてデザイナーとしてもっとも活躍したビキ。彼女のミラノのアトリエにはオペラ歌手のマリア・カラスも通っていたそう
V字型に大きく開いた背中に大きなボウがアクセントのカクテルドレス
知る人ぞ知るピロヴァノは、かつてモンテナポレオーネ通りに店を構えていたデザイナー
レザーソックスやスポーツソックスとコーディネートして楽しみたいチェック柄スカート
刺繍が素晴らしいドレスもピロヴァノ
手の込んだスパンコール&ビーズのドレス
なぜか赤毛のアンを想像してしまうヘッドドレス
1950年代のヴィンテージ
わくわくお宝探し気分でヴィンテージジュエリー・ハントはいかが!?
〈ヴィンセント〉 はリバティ様式の建物が集まるポルタ・ヴェネツィア地区にオープンしたばかり
若手スタイリストがはじめたおしゃれなショップは、遊びがあるコンテンポラリーなデザインから年代もののジュエリーまで幅広いセレクトが揃う
1921年生まれのファッションアイコンである “アイリス・アプフェル” にオマージュを捧げるコーナー
これは 〈アイリス〉 の花と琥珀ネックレスの 〈アンバー〉 をかけた言葉遊び。人を微笑ませるのが大好きなオーナーならではのユーモアあふれる演出!
ミッドセンチュリーの家具や照明をいかしたショップのインテリア
アルキメーデ・セグーゾが1960年代にシャネルのために制作したムラーノガラス製ネックレス
「たとえチープなものでも見た目の可愛いさやディテールの美しさ、クラフツマンシップに惹かれる…..」という人柄とセンスがいいオーナーのマヌエルさん
クール・ハントにやって来るファッショニスタやヴィンテージジュエリー初心者からも信頼が厚い
Vincent (住所) via spallanzani 11, 20129 milano
コンテンポラリー・アートの若い才能を積極的にサポートしているバッグで有名なフルラ
フルラ芸術賞は2000年にヴェネツィアのクエリーニ・スタンパリア財団とボローニャ現代美術館の協力のもと創設
この15年間における軌跡をたどる展覧会 〈Growing Roots〉 がパラッツオ・レアーレ(王宮)にて開催中。同賞を受賞したアーティストの作品をこの機会にチェックしたい!
なにやら実験室のような部屋
王室と現代アートの対比もおもしろい!
もしかすると二度と出会えないかもしれない作品……展覧会が開催される空間だって、そのときの感じ方によって全然違う意味をもつ……一生に一度の機会! と、思いながら出会う場所やモノ…..ひとつの出会いで人生が変わるかも!? なんて……