一歩すすんで三歩さがる | ファヴェラシック（Favela Chic)

川口俊和・著「コーヒーが冷めないうちに」が
コロナ禍のイタリアでベストセラーに

イタリア人にススメられ
ゆっくり味わいながら読みはじめた過去に戻れる喫茶店で起こる
いくつかの心温まる奇跡のストーリー

—古い喫茶店のある席に座ると
過去に戻ることができる。でも、過去に戻れるのは
出されたコーヒーが冷めるまでの間だけ—

昨年の今頃は、1年後くらいにはパンデミックも
すっかり落ち着いているのかな、とあさはかに考えていた。

日々、もやもやした想いを抱きながら
一歩進もうとすれば、三歩ずるずる下がっている自分がいる

以前だったら、日本へ帰りたいときに自分で決めて帰れた。
行きたい場所へ、会いたい人に、思いついたらすぐ行動していた。
あの頃の自由がなつかしいなんとなく満たされない心に響いた写真集。
写真家、三好和義さんの「和の楽園」は
亡き父がイタリアの家族へプレゼントしたもの

秘蔵のアンリークイールのブックカバー。
そろそろいいかな、と思い使いはじめた中身は「愛と同じくらい孤独」。
よくもわるくも最も強烈な女子高校生だった私が
夢中で読んでいたフランソワーズ・サガンの若き日の対談集久しぶりにページをめくると、ドキッとする。
—バランスというのは、いろんな出来事を考慮に入れて、
自分の人生をあるがままに受け取ることです。
わたしにとってのバランスは、夜は恐怖なしにベッドに入り、
朝は落胆することなく目覚めることです。
自分について思うことと、自分の人生との間の調和みたいなものです。
決して最低だと思わない状態に自分を保つことです—

大切に保管しているだけだった
アンリークイールのバッグも使うことに決めた。
L.L.Beanトートのようにガンガン使うぞっ!

ジャマン・ピュエッシュの定番トート。
アルミホイルみたいなルックスが気に入って買ったもの。
最近またヘビロテ中

おしゃれは100歩も前へ進める。元気をくれる。
人と会う時間はたしかに減ってしまった。
だけど、自分のためのおしゃれは妥協したくない

ミラノは暑くなったかと思えば、急に冷え込んだり。
もう5月だというのにアウトフィットも中途半端トップスとアウターは同系色、
に今ハマっているシーズンに関係なくニットが好き。
ボーダー部分が透けてインナーが見えるから
コーデを考えるのが楽しい(^^)SCAGLIONEで見つけた100%シルク素材。
二の腕、ウエストまわりが気にならないデザイン

年齢を重ね、ボトムスよりトップスで勝負!
しっくりくるアイテムに出会うまで、何度も試着する

シンプルなカットソーにエプロンドレス。
真っ白い靴下にレザーサンダル。
同系色コーデも♡1990年代のジルサンダー。
彼女の作る服は上質素材、精度の高いカッティング、
機能性を追求したミニマムなデザインが魅力だった…ミラノでは昨年から話題の「ジルサンダー＋(プラス)」。
クリーンで落ち着いたデザインが人気のヒミツかも。
これを機に、ジルサンダーの魅力をもっともっと知ってほしい
お日さまがまぶしい季節。
シンプルな服にはエスニック要素を加えたスタイリングをインドの村からどういうルートで
ミラノにはるばる来たのかな?